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空き家の査定は無料で依頼できるの?売却前に知っておきたい流れも紹介

空家

中島 崇

筆者 中島 崇

不動産キャリア20年

自分の利益よりもお客様の利益を優先する「利他の心」でいつも人と接しています。

いつもありがとうございます。御所南不動産 代表取締役 中島 崇です。

日本の人口動態が高齢化するに伴い「空き家」を維持管理に悩まれているお客様がとても増えております。

今回は、その辺りのお話をさせていただきます。

空き家のまま放置していると、管理の手間や維持費がかさみ、将来に不安を感じる方も多いのではないでしょうか。実は、空き家の売却を考える際、まず「どのくらいの金額で売れるのか」を知ることが重要です。本記事では、空き家の無料査定サービスがどのような仕組みで行われているのか、査定方法の違いやそれぞれのメリット、売却に向けたポイントなどを分かりやすく解説します。納得できる売却を実現したい方は、ぜひ読み進めてみてください。

空き家の査定が無料でできる理由とメリット

空き家の査定が無料で提供されているのは、多くの不動産会社が査定をきっかけに将来的な売却の媒介契約につなげ、仲介手数料を得る可能性があるためです。媒介契約が成立すれば、売買価格に応じた報酬が得られるため、査定自体は費用をかけず提供される営業活動の一環とされています。そのため、査定依頼だけでは費用はかかりません。

査定方法には主に三種類あり、それぞれ特長があります。一つ目は「机上査定」で、所在地や築年数、間取りなどの資料やデータを基にインターネットや電話などで概算価格を素早く算出できます。手間が少なく、遠方にある空き家でも気軽に依頼できる点が大きなメリットです。

二つ目は「AI査定」です。これは売主が入力した物件情報と過去の成約事例などの統計データをもとに、機械的に算出される概算価格で、24時間いつでも結果が得られる手軽さがあります。ただし、建物の劣化状態や残置物、境界状況など現地でしか把握できない要素は反映されにくいため、あくまで参考とするべきです。

三つ目は「訪問査定」で、担当者が現地に赴いて建物や周辺環境などを直接確認しながら査定を行います。日当たりや風通し、建物の傾き、害虫の有無、インフラ状況などが評価に反映されるため、より現実に即した査定価格が得られます。ただし、立ち会いや日程調整などの手間が必要になる点はデメリットです。

無料で査定を受けられるメリットは次の通りです:

方法特徴メリット
机上査定資料やデータをもとに概算を算出手間が少なく、迅速に価格を把握できる
AI査定統計・過去データから機械的に価格算出いつでも利用でき、素早く結果を得られる
訪問査定現地を確認し詳細に査定より正確で現実的な価格が得られる

無料査定の主要な方法とそれぞれの違い

空き家の査定には主に「机上査定」「AI査定」「訪問査定」の3つの方法があり、それぞれ特徴が異なります。

査定方法 特徴 メリット・デメリット
机上査定(簡易査定) 所在地・築年数・面積などの基本情報から、過去の取引事例をもとに概算の査定額を算出 メリット:手間がかからず、インターネットや電話で気軽に依頼でき、短時間で結果が得られることが多い。一方、現地の状態が反映されず、実際の売却価格と差が生じやすい点がデメリットです。
AI査定 AIが過去の取引データや周辺相場、物件の基本情報をもとに自動で査定額を算出 メリット:24時間いつでも利用でき、数分〜即時に結果が得られる。匿名での依頼にも対応しやすい点が利便性。デメリット:現地の建物状況や接道・境界などの情報が反映されにくく、精度が低めです。
訪問査定(現地調査) 担当者が現地を訪れ、建物の劣化や日当たり、接道状況、周辺環境などを確認して査定額を算出 メリット:最も精度が高く、より実際の売却価格に近い査定結果が得られる。デメリット:スケジュール調整や立ち会いが必要で、査定結果まで1週間程度かかる場合があります。

これらの査定方法はすべて、通常は不動産会社の営業活動の一環として無料で提供されます。無料で査定を受けられるのは、将来的な媒介契約につなげるためであることが一般的です。

初めて空き家の査定を依頼する際は、まずは「机上査定」や「AI査定」で概算を把握し、売却に向けた検討が進んだ段階で「訪問査定」を依頼して、より正確な査定結果を得る流れが効率的です。

査定結果をもとに納得できる売却価格を得るためのポイント

査定結果を活用して納得できる売却価格を見つけるには、以下の点に注意することが大切です。

ポイント具体的な内容理由・効果
物件の強み・弱みを正確に伝える築年、日当たり、立地、劣化状況などを詳しく伝える査定の精度が高まり、現実に近い評価が可能になります。
査定と成約価格の差を理解する査定額と実際の売却額が異なる可能性があるため、差が生じる理由を把握する期待と現実のギャップが理解でき、納得して次の判断に進めます。
信頼できる担当者への相談査定内容や交渉に関して、説明が丁寧な不動産会社を選ぶ説明の納得性や対応力が高いほど安心して価格決定できるためです。

上記をもう少し詳しくご説明いたします。

まず、査定においては、物件の強みとして「築年が新しい」「日当たりや風通しが良い」「駅や店舗など利便施設が近い」といった情報が、査定評価を高める材料となります。反対に、「雨漏りやシロアリ被害」「築年が古い」「建物の劣化が目立つ」などは査定額を下げる要因となります。売主であるご自身が物件の状態を最も詳しく把握されているため、こうした情報は査定の精度向上に大いに役立ちます。正確に伝えることで、現実に近い価格が導きやすくなります。

また、査定額と実際の売却額に差が出ることは珍しくありません。実際に売却を終えた方の半数以上が「査定額と売却額に差があった」と感じており、そのうち「査定額より安く売れた」と感じた方が多く、「査定額より高く売れた」と感じた方も一定数存在しています。しかも、査定額より安かったとして納得している方は少ない傾向にあります。こうした差が生じる理由―例えば、市場の変動や交渉状況、買主の事情など―を理解しておけば、査定額と異なる結果でも気持ちを整理しやすくなります。

さらに、査定額をベースにした売出価格や交渉の場面では、不動産会社の担当者の説明力や対応に注目してください。査定価格や交渉内容について、なぜその金額なのか、どのような背景があるのかを丁寧に説明してくれる担当者であれば、安心して価格を決められます。

査定結果をもとに売却価格を決める際は、査定内容に含まれる情報の正確さと、納得できる理由があるかどうかがポイントです。これらを踏まえて慎重に判断することで、ご自身にとって納得できる売却価格を見つけやすくなります。

査定から売却につなげるステップと流れ

空き家の売却をスムーズに進めるには、まず机上査定やAI査定でおおまかな目安価格を把握し、その後、訪問査定によって具体的な査定額を確認する流れが一般的です。以下に、査定から引き渡しまでの典型的なステップをまとめます。

ステップ主な内容目安期間
① 簡易査定(机上・AI) 住所や面積などの基本情報をもとに、おおまかな市場価格を把握します。 即日~数日
② 訪問査定 専門の担当者が現地を確認し、建物や土地の状態を踏まえたより精度の高い査定額を提示します。 1週間程度
③ 売出し価格の設定・売却準備 査定額とご自身の希望をふまえて売出し価格を決定し、準備を整えます。 数日~数週間

査定結果や売出し価格をしっかり理解し、ご納得いただいたうえで売却活動を進めることで、安心して次のステップへ進む準備が整います。

まとめ

空き家の売却を考える際は、まず無料の査定を活用して物件の市場価値を把握することが大切です。机上査定やAI査定は短時間でおおよその価格を知るのに便利ですが、詳細な条件を確認するなら訪問査定がおすすめです。それぞれの特徴を理解し、ご自身の空き家の現状を正確に伝えることで、納得のいく売却価格につなげることができます。売却への第一歩として、まずは気軽に査定を依頼してみましょう。

空き家の売却はもう少し先に考えているが「だいたいの金額だけでも知っておきたい」というお客様もお気軽に「御所南不動産 代表取締役 中島 崇」までご相談ください。

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